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地雷廃絶キャンペーントップ > カンボジア > スタディーツアー'02・日記1

3月20日/アンコール小児病院
アンコール小児病院
ここは、地雷被害に遭った子どもたちや、ポリオなどの小児伝染病に苦しむ子どもたちのために1999年に開院した病院。

カンボジアでは、子どもを含め4万人を超える一般市民が現在も、地雷被害に苦しんでいる。また、医療施設や医師の不足のために、「先進諸国」ではほとんど見られなくなった小児伝染病も多く、幼児の死亡率は日本の30倍にもなるという。

地雷や、小児伝染病に苦しむカンボジアの子どもたちの現状を目の当たりにした写真家、井津建郎さんが1995年にNGO「Friends without a border(国境無き友人)」を設立、99年にこの病院を開院した。
地元に根付いた運営を目指し、医師や看護婦の教育も行っている。
救急室、手術室、リハビリ病棟など、60床を持ち、開院以来1日100人以上の小児患者の診察・治療をおこなっている。

現在は「Friends without a border」が運営しているが、地元に根付いた運営を目指し、2007年までにはカンボジア保健省が運営を引き継ぐことが決まっている。そのため、海外から医療スタッフを招いての医師や看護婦の教育もおこなっているという。
3月21日/アキラの地雷博物館
地雷模型や、地雷原を示す看板、地雷除去の様子などが展示されている。
ボランティアで地雷除去をおこなっている、アキー・ラー(通称アキラ)が自身で除去した地雷などを展示している博物館。「博物館」と言っても、自分の家や庭に、安全処理後の地雷や不発弾、地雷原を示す赤いドクロマークの看板を立てたものだ。

彼は5歳の時、両親をクメール・ルージュに殺された。その後、クメール・ルージュに兵士として教育され、自身も多くの地雷を埋めてきたという。ボランティアで地雷除去をおこない、博物館を創ったのは「今まで地雷を埋めてきたことへの償い」だと彼は語っていた。
地雷除去のデモンストレーションをするアキー・ラー。
彼が地雷除去に使う道具は、なんとスコップ1本!!スコップが地雷に行き当たっても地雷に対して30度以内の角度であれば、爆発するだけの重心がかからず、爆発はしない、と彼は言う。これまでに1日100個以上の地雷を除去したこともある、と言うから驚きだ。しかし、この方法はあくまで彼特有のもの。非常に危険な方法である。これまで一度も事故に遭うことなく、地雷を除去してこれたことが不思議なくらいだ。

この博物館に展示してある地雷や不発弾は、全てアキラが地雷原から「除去」し、安全処理をおこなったもの。その数があまりに多いのか、花壇の柵や花瓶まで地雷を「再利用」したものであったりする(!)。
3月23日/ウナロム寺院
「手こぎ自転車」に試乗。平坦な道は楽にこげるが、上り坂はけっこうキツイ…。
ウナロム寺の一角に、広い倉庫のようなスペースがある。ここでは、日本人僧侶、渋井修さんが、地雷被害によって足を失った人のために「手こぎ自転車」を作っている。

「手こぎ自転車」は、自転車と荷押し車を合体させたようなもの。台の上に座り、手でペダルを回す仕組みだ。ここで制作された「手こぎ自転車」は、地雷被害者をはじめ、移動が困難な障害者に無償で提供されている。
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