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訪問記1(2002年3月)
小学校の前には「地雷原」を表す赤い看板が立っていた。
 地雷除去前の小学校を訪問。
 カンボジア政府やオーストラリア政府、オーストラリアのNGO「CARE Australia」などの支援により、木造のきれいな校舎が建てられていた。しかしその土地は、地元の人が仮の除去作業をおこなっただけで、実際にはどこに地雷が埋まっていてもおかしくない状態。そのため、小学校の周辺には「地雷原」を表す赤いドクロマークの看板があちこちに立っていた。そして、地雷が埋まっていると言われている校庭のすぐ横に、バレーボールコートがあり、子ども達は休み時間などにバレーをしているという。今まで、事故はないと言うことだが、一歩間違えば、地雷原にボールが転がっていく距離にある。

 この学校にはボランティアで教えている先生が数人いるが、そのうち2人は地雷被害者で義足を付けていた。授業ではクメール語や数学と同時に、子ども達が自分と同じような目に遭わないよう、地雷についての話もしているという。(報告:松本幸子)
訪問記2(2002年12月)
カメラを向けると恥ずかしそうに笑顔を向けてくれた。
 この日、学校を訪れた時はすでに授業が終わっている時間だったのだが、私たちが来るということで、子ども達が学校に残り待っていてくれた。校門の横には、地雷除去がP-MACの募金により終了したことを示すCMACの標識が立っていた。子ども達が遊んでいるのを見ると、校庭で縄跳びをしたり、サッカーをしたりしている。日本の小学校で子ども達が休み時間に遊んでいる風景とほとんど変わらなかった。

 私たちがビデオを撮影していると、始めは不思議そうに眺めていたが、撮影された映像を子ども達に見せた瞬間、笑いがおこった。電気も通っていないこの村には、もちろんビデオカメラなんて存在しない。自分たちが小さな機械の中に写っているのがとてもおもしろかったらしい。自分も撮ってくれと、子ども達がよってきて、数十人に囲まれてしまった。子ども達の一番のお気に入りは、ズームにした顔のドアップ映像だった。(報告:上泰歩)
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