>
プロジェクト
インデックス
>
UPA国際協力
>
ピースボール
>
地雷廃絶
キャンペーン
>
エリトリア
>
ガラパゴスの森
再生プロジェクト
地雷廃絶キャンペーントップ
>
カンボジア
>
オサンポールII村
> 小学校開校式レポート
シソポンからオサンポールII村へ向かう道。ドクロの看板こそないが、両脇は地雷原だ。
2006年4月25日朝、タイ国境から45kmに位置する小さな町「シソポン」を4WD車で出発する。4月はカンボジアで最も暑い時期で、朝から太陽の光がジリジリ痛いくらい。オサンポールII村までは車で約1時間半、両側には田んぼとジャングルが延々と続いている。道はメンテナンスがほとんど行なわれていないのと、スコールで土が流されるために、穴だらけのでこぼこ道で、4WDでないと走れない。時々、羊や牛などの家畜が道を横切る。車で走っているのは私達だけで、ここに住む人々は徒歩や自転車。たまにボロボロの大型トラックが土煙を上げて、追い抜いていく。本当にのどかな風景が続いている。
シソポンから40分ほど走ると、地雷原をしめす「ドクロマーク」が道の両側に現れる。 この地域は、最後までクメール・ルージュが支配していた地域で、97年まで戦闘が続いた場所。そのため多くの地雷が埋められ、除去活動もまだまだ進んでいない。「ドクロマーク」の看板が立っていない場所も多いが、そこは安全な土地だからではなく、調査がされていないから「ドクロマーク」がないだけだ。
テープカットの様子。カンボジアでのテープカットは日本のそれとは少し異なり、太い布に何人かでハサミを入れる。
私たちがコンポールベイ・ミンチェイ小学校へつくと、子ども達と村人合わせて約1,000名以上が私達を出迎えてくれた。村人の中には、もちろん地雷被害者も多くいる。初めにテープカットを行い、中央のステージへ通される。ステージに上がると、お坊さんがお経を唱えてくれる。カンボジア人は敬虔な仏教徒が多く、様々な行事でお坊さんは重要な役割を果たしている。
開校式では、カンボジアの伝統ダンスの披露も。
席に着くと、郡長、CMAC代表のキム・ソファンさん、ピースボート代表の中原大弐の挨拶へと続く。今回はピースボートのこれまでの地雷除去支援が評価され、「カンボジア復興支援メダル」をいただくということで、政府関係者が出席して、このメダルの授与式もいっしょに行なわれた。
子どもたちに、世界地図と絵本を贈る。色とりどりの世界地図に子どもたちは興味津々。
式が終わると、完成したばかりの教室に通された。この学校には5つの教室がある校舎が2棟つくられた。これまで、ピースボートが支援した小学校としては一番の大きさだが、それでも600人以上の子ども達が通うには、少し手狭な感じがする。教室では子ども達が約30名と先生が待っていてくれた。今回私達は子ども達へのプレゼントを2つ用意していた。
1つ目は世界地図。ここに通う子ども達や村人は、カンボジアや日本の場所はおろか、首都プノンペンがどこにあるかも知らない。カンボジアでは地図が読める人も少ない。そんな子ども達に世界を知るきっかけになればと、世界地図を贈ることにした。おそらくはじめてみるであろう地図に子ども達は興味津々。
もう1つは絵本。ポル・ポト時代(1975〜79)にはほとんどの知識人や教師が殺された歴史を持つカンボジアでは、教育は重要な問題だが、いまだに勉強するための教材があまりない。絵本は文字や言葉の勉強もできるし、文化や習慣など、様々なことを教えてくれる。何よりも楽しんで見ることができる。今後、絵本を通して勉強することや知ることの楽しさを知ってほしいと思う。
この小学校の敷地から一歩外へ出れば、地雷原が広がっている。自分の畑で仕事をしていて地雷被害に遭った村人も多くいる。この村の地雷除去はまだまだ始まったばかりなのだ。でもせめて、子ども達には校庭で安心して走り回ったり、ボールを追いかけて遊んでほしいと思う。そして、世界の様々なことを知り、考えてほしいと思う。
(森田幸子)
絵の交流キャンペーン
今回の訪問では、日本のたくさんの人たちがカンボジアの地雷除去を応援していることを、何か「カタチ」で表せないかと、日本の子どもたちに絵を描いてもらいカンボジアの子どもたちに贈るキャンペーンを発足。このことをカンボジアの担当者に伝えたところ「カンボジアからも日本の子どもたちに絵を贈りたい」とお返事をいただいた。
日本とカンボジア、2つの国の間で実現「絵の交流」プロジェクトのレポートです。
私達の呼びかけに応じてくれたのは、大阪市立大国小学校5年生と秋田県横手市立黒川小学校。合わせて約80名がオサンポールII村の子ども達への絵を描いてくれた。自分の好きなスポーツをしているところや、桜や山などの日本の風景、家族や友達と遊んでいるところなど、様々な絵がある。カンボジアの子ども達へのメッセージを書いてくれた子もいた。この絵を開校式でカンボジアの子どもにプレゼントし、教室の壁に貼った。
今度はお返しに、カンボジアの子どもが日本の子ども達へ絵を描く。この地域では、今まで正式な小学校はなかった。子ども達がどれくらい絵が描けるのかわからなかったが、紙とクレヨンを渡すと、みんないっせいに描き出した。子ども達が描いたのは、カンボジアの伝統的な高床式の家、山、花、田んぼ、家畜。これが、子ども達の周りにあるすべてだ。みんなとても上手に描いてくれた。絵は全部で42枚。帰国後、日本の小学校2校に半分ずつ送った。
2つの国の同じ年代の子ども達が描いた絵を比べてみると、その違いは歴然。日本はいかに物があふれているかがわかる。そしてカンボジアの子ども達が知っているのは身の回りの自然と生きるのに必要なものだけ。
テレビや本もないのでそれ以外の情報は入ってこない。まったくちがう社会に生きている子ども達だが、カンボジアの子ども達には遠い国である日本にも応援している人々がいるということを知ってほしい。そして、日本の子ども達には絵をとおして、カンボジアの子ども達のことや地雷のことを知り、考えるきっかけになってほしいと思う。
(森田幸子)
オサンポールII村レポート・インデックスへ
/
カンボジア・インデックスへ
インフォメーション
|
クルーズ情報
|
ピースボートって何?
スタッフ募集
|
プロジェクト
|
問合せ・資料
|
リンク
ホームページ
©2008 PEACEBOAT All Rights Reserved.
ピースボートは
国連
の特別協議資格をもつNGOです。
最新クルーズ
>第63回
地球一周の船旅
>第64回
地球一周の船旅
>第65回
Peace&Green
Boat 2008
>第66回
地球一周の船旅
現在航行中
>第62回地球一周の船旅
クルーズレポート更新中!