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首都カブール

丘から見わたしたカブールの街並。10年以上も続いた内戦で、このあたりの建物はほとんど破壊されてしまった。なくなった屋根の代わりに、ビニールシートを上から掛けて住みつづけている人々もいるという。まるで「遺跡」のようにも見える街並の向こうに、イスラム教寺院であるモスクのドーム型の屋根が見えた。

内戦で破壊されたままの建物。この道に沿って、他にも崩れそうな建物がずらっと並んでいる。ここは、内戦時に、二つの勢力が通りをはさんで攻撃しあった場所だという。タリバンが政権をとった後は「撃ち合い」こそなくなったものの、これらはまったく補修されることなく、中には風化しつつある建物も。

たくさんの人で賑わう、カブールの繁華街。正面に見える、二ヶ国語が併記された看板は電気屋さんのもの。中に入ると、日本製のテレビやラジカセ・時計など、けっこう品揃えは豊富だった。
2000年前に造られた遺跡、「カブール・バライサール(カブール城趾)」前で見た、米軍の不発弾。不発弾だらけのこの丘、実は「牧草地」なのだ。右側の男性は、山羊飼いのハジーさん(90)。毎日、ここで山羊を放牧している。「いつか山羊が不発弾を蹴とばして爆発させるかもしれない。その時には、きっと自分も無事ではないだろう」。この不発弾は、一発あたり30〜40人の殺傷能力を持つという。
また、カブール城趾の中には、内戦時に埋められたたくさんの地雷がほぼ手つかずのまま残っている。
旧ソ連の侵攻時に埋められた地雷を除去する作業員。対ソ連の「最前線」だったここには、通常の三倍の地雷が埋められたという。「機械でやるよりも、手で除去する方がずっと安全」と、はいつくばって作業する男性の横に並んでいる紅白の石は、「地雷除去済み」の境目だ。
ここで地雷除去作業に携わるスタッフの中には、7年以上のキャリアを持つ人もいる。今までに750個の地雷を除去してきたというジュマグルさん(28)は言う。「地雷の恐怖から自分たちの国を解放したい。僕は、この仕事を誇りに思っています」。
首都カブール/「地雷ゼロ」を目指して地雷原をサッカー場に…
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