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SEA NAVI 8月23日号
軍隊のない国を知る(1)
 コスタリカは1948年12月1日、革命家ホセ・フィゲレスが「軍隊の廃止」を宣言し、それ以降、軍備によらない平和があることを世界に示している。そんな視点からコスタリカを体感する検証コース『軍隊のない国を知る』からレポート!!

 プンタレナスの港からバスで出発。鉱山やコーヒー農園など緑豊かな風景の中をゆく。そんな中で現地のガイドさんが「この国でも争いは起こるけれど、夫婦げんか程度」と軍隊を持たないことを誇りに思っていると話してくれた。
 2時間後、バスはコスタリカの首都サン・ホセ市にある平和博物館に到着。

 博物館には、アリエス元大統領が中米平和条約を締結したことなどを評価され受賞した「ノーベル平和賞」の記念メダルが飾ってあった。
 他、中米の紛争の歴史を綴ったパネル、1970年〜2001年までのノーベル平和賞受賞者の写真とメッセージなどが展示されていた。
 館内で行われたレクチャーでは、コスタリカが平和文化を持ち得た理由として、平和教育家のドナルドさんは、「コスタリカは中米の国でも貧しく、独立後国民が同じ目的を持って発展を目指すことができた。だから民主主義を阻害したり、左右されない社会基盤ができていたと思っている」と語った。
 しかし、現在コスタリカにはこの平和文化を脅かす懸念事項もあるという。「人口の増加、資本主義の発展に伴い、市民の価値観が変化し皆が望むものが変わってきている…コスタリカの社会自体が平和文化を持たないことを選択しようとしている状況がある」平和活動家のフランシスコさんはそう危惧する。
 また、こうした状況を踏まえ水先案内人のロベルトくんは、「貧富の差の拡大などにより権力が生まれると対話のない社会が生まれやすい。対話を生む社会を築き続けたい。」と力強く語った。

 レクチャーの後、参加者から「"軍隊を持たない"という状態を維持する取組みを教えて欲しい」、「日本がイラクに自衛隊を派遣していることをどう思うか?」など、コスタリカ同様軍隊不保持の法律を持つ日本と照らし合わせた質問が次々と出た。 また、こうした質問に対し、フランシスコさんは、日本の憲法9条について、「軍隊不保持だけでなく、戦争放棄も謳っている素晴らしい平和憲法」と話した。

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