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フィリピン先遣報告

 先住民族「アエタ」の女性たち。かつて、ジャングルでのサバイバル法を米軍に教えたのも、森に生きるアエタの人々なのだとか…。
 けれど1991年、ピナツボ火山が噴火して以来、そのあたりに暮らしていたアエタ族は、いまも「再定住地」での暮らしを余儀なくされているんだそうです。

 マパニケ村のロラ(「おばあちゃん」という意味)たちと。アジア太平洋戦争中だった1944年に「日本軍」はこの村を襲い、たくさんの女性たちがレイプされました。彼女たちはその「生存者」として、当時のことを訴えています。そんなつらい記憶を背負っているとは思えないくらい、とっても優しいおばあちゃんたちでした――。

 日本人男性とフィリピン人女性との間に生まれた子ども・その母親を支援しているNGO「DAWN」をたずねました。ここで母親たちがつくっている製品は、彼女たち自身の収入源でもあります。
 シャツやスカート、ペンホルダーなどなど種類も豊富。中には、自分のお店を持てるようになる人もいるそうです。

 NGO「プレダ」で暮らしているのは、小さな子どもたち。家庭内暴力で家にいられなくなった、盗みをしてしまった――彼らの事情もさまざまです。まずここで「子どもの時間」を取り戻すのが大切だ、とスタッフの方が話していたのがとっても印象的でした。

 小高い丘から一望した、夕暮れのマニラです。高層ビルを囲むように、たくさんの小さな家がひしめいてます。あの家のひとつひとつにいろんな人が住んでいて、いろんな「想い」があるはず――とにかくたくさんの人たちに出会った今回の先遣。10月の再会が、いまから楽しみです。
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