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インタビュー──水先案内人に聞きました
バックナンバーVol.1■
[Mr,Maschu(ミスター・マシュー) エンターティナー]
Mr,Maschu
 "その道のプロ"水先案内人の方々にインタビューするこのコーナー。  
 第一回はすごい19歳が登場!!──大道芸のオリンピックといわれる『エンターティナー・オブ・ザ・イヤー世界大会』を史上最年少の14歳で制し、さらに4年後の同大会で2回連続優勝の快挙を成し遂げたMr,Maschu(ミスター・マシュー)。
 船内でも、華麗なパフォーマンスでみんなをすかっりトリコに…そんな彼も普段は京都の大学に通うごくごく普通の男の子。19歳の素顔に迫りました。

Q:ピースボートへの初乗船を決めた理由は何ですか?

A:ショーができるなら、とにかくどこへでも行きます。あ、あと、ブラジルに行けるって聞いたもんで(笑)

Q:船に乗ってみてどんな印象を持ちましたか?

A:う〜ん、まず想像していたのとは全く違いました。年配の方ばかりだと思っていたんですよ。若い人がこれほど多いとは…自分と同じ10代も結構いるんでビックリしました。 ここでの生活、全体的に気に入ってます(笑)

Q:ジャグリングのワークショップ、手応えのほどは?

A:いろんな年代の人が自分から「やろう」って思って来てくれるなんて、うれしいですね。みなさん相当気合が入っていて、短い間にずいぶん上達しましたよ。ワークショップの時間だけでなく、キャビンでも練習していたみたいですし。

Q:練習は毎日どれくらいやっているんですか?

A:船内ではなかなか時間がとれませんが、日本では普通18時間ぐらい。好きだから全く苦になりません。あっという間に時間が経ってしまうんですよ。

Q:パフォーマンスはどこで習ったんですか?

A:あ、習ったコトはないんですよ。習おうとも思わなかった。習っていたら、教えてくれる人は越えられないでしょ。技やショーの構成などすべて自分で考えてきました。

Q:マシューの技を、人に伝授していくコトは考えてますか?

A:いえ…考えてないです。この道を目指したいなら、自分で考えろって言いたい。あ、楽しみながらやるワークショップは別ですけどね。そういうカタチでなら、これからも教えていきたいです。自分も楽しいですし(笑)

Q:マシューのパフォーマンスが、これまでと違うトコロを教えてください。

A:これまでのものは、「トーク」を交えてゆっくり技を決めていました。自分のようにしゃべらず、テンポのいい音楽に合わせて、次々に技をきめるものはなかったと思います。人と反対のことをやろうと、一生懸命考えました。

Q:パフォーマンスの魅力とは?

A:やっている自分も、観ている人も一緒に楽しめること──ですね。

Q:これからの目標と夢は何ですか?

A:目標は4年後、大道芸の本場パリで開かれる世界大会で優勝すること。尊敬するアンソニーガットの3回連続優勝記録を超えることです。
 夢は自分の劇場を作ること。いつでも自分のパフォーマンスを観てもらえる、お客さんが100人弱が入る小さな劇場がほしいですね。

Q:ズバリ、マシューにとってパフォーマンスとは?

A:自分を表現するいちばんわかりやすい手段。

Q:では最後に、日本でもマシューのパフォーマンスを観ることはできますか?

A:もちろん、きっと観られます!!日本各地を点々としていますから。またここで会った皆さんと再会できたら、うれしいです。
[佐久間智子さん(環境・持続社会研究センタースタッフ) ]
佐久間智子さん
 "その道のプロ"水先案内人の方々にインタビューするこのコーナー。  
 バサバサと言い切る早口トーク、真剣なまなざし、ときどき豪快な笑いとともに飛び出すジョーク…。
 佐久間智子さんは乗船4回目。講座では"グローバル化(経済の国際化)"という難しそうな問題を、身近な例を挙げてわかりやすく説明してくれました。
 これまでNGOを立ち上げたり、経済会議などのために世界を駆け巡ったり…豊富な経験をしてきた佐久間さん、もっといろいろ話を聞かせて!!──ということで、世界のことから家族のことまで、たっぷりお聞きしました。

Q:これまで最も影響を受けたことはなんですか?

A:やはり"出会い"ですね。10年ほど前から世界的な経済会議などに参加してきましたが、世界中の市民活動家との出会いは価値観を変えるものでした。真実は一つでないこと、弱者の立場からの真実を大切にしなければいけないこと、メディアによって真実の大きさが歪められていることなどを学びました。

Q:世の中が"グローバル化"していく中で、私たちができることはありますか?

A:難しいことでなくて、「関心を持つこと」。自分たちが食べているものが、どうやって作られて、どうやって食卓に並ぶのか。その食品のために、経済的な利益を追求して農薬や抗生物質を多量に使ったり、環境を壊したり、不法な労働を強いたりしていないのか──そして、いまのあり方にいけないと感じたら『NO』という姿勢を見せることです。
 個人だけの力だけでなく、これからは地域社会、NGOがそんな役割を担っていくべきだと思います。

Q:これからNGO活動を目指す若者にアドバイスを!!

A:まずは「こんな活動をしたい!!」という明確な目的を持つことですね。"なんとなく"の正義感だけで、就職せずにNGOを志す人もいるようですが、それでは気持ちが続かないんじゃないかな…第一、NGOにとっても、あまり戦力にならないし。
 一度会社や地域で現実を見て、今なにが必要なのか、自分になにができるのかを考えてからでも遅くはないはず。社会人をやりながらNGO活動やボランティアをして、ネットワークを広げていくことも可能です。明確な目的さえできたら、同じような価値観をもつ人が集まってくるものですから。

Q:3歳の息子さんもピースボートに乗船したことがあるとか?

A:はい、生後11ヶ月のときに夫とともに3日間乗船しました。息子はロシアやウクライナのクルーたちに「"チェブラーシカ"に似てるわ!!」とよくキスされていました。ロシアのパペットアニメーションのキャラクターらしいのですが、帰国して調べたら確かに似ていました(笑)
 今回は夫と息子の留守中の食事11食分を作ってきました。解凍してすぐ食べられるように…普段、家事は夫と分担していますが、やれることはやっておきたいんですよね。

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