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9月25日 私が見たアジアと日本/灰谷健次郎(作家)
水先案内人・灰谷健次郎さん(作家)の第2回講座が開かれた。今回は豊かさと貧しさの両極にあるものについて、戦争へと舵をとりつつある日本の現状を交えて話して下さった。
「豊かさを求めた末に求めたものと違う新しい不幸が起こっています。IT革命がもたらした負の面として、人間が孤立させられ、命を物の様に扱ってしまう風潮や少年犯罪などを引き起こしている事実は見逃せません。
そしてイラク虐殺…、僕はあれは絶対に戦争ではなく虐殺だと考えています。今こそ日本政府はイラクへの派兵を止め、命のかけがえのなさを最も上に据える政治をすべきではないかと考えます。
(石井紀子)
9月25日 知ってるつもり?台湾/丸川哲史(台湾専門家)
かつての専攻は日本文学だったという台湾専門家、丸川哲史さん。「原点はピースボートで台湾を訪れたことです」と語る丸川さんが、東アジア全体から見た"台湾"の抱える複雑な事情を、猛スピードで語りまくってくださった。
「台湾の歴史だけを見ていても台湾のことはわかりません。
例えば朝鮮戦争が起こった1950年、それまで台湾に向けて進んでいた中国軍は、当時のソ連に請われて進路を朝鮮半島側に変更させました。それを見た米国は、当時台湾の外側にあった"反共産主義ライン"を台湾まで引き上げ、それが徴兵制をしかせるもとになっています。
そうすると、台湾の徴兵制はまたちがった角度からも見ることができるでしょう。そういうこともあって、東アジアの政情に台湾はとても敏感なのです」
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