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船内ニュース
10月12日 マスメディアはイラク「戦争」をどう伝えたか
/野中章弘(アジアプレスインターナショナル代表)
 水先案内人・野中章弘さんの第1回目の講座が開かれた。
 テーマは"メディアリテラシー"。野中さんいわく「メディアを批判的に読み取る能力のこと」だ。「客観的な報道というものは存在しない」と言い放った野中さんは、テレビを通じて見たイラク「戦争」報道の例をひきながら語ってくださった。
 「たとえば、ニューヨークでの9.11事件の時、ビルの崩壊シーンとともに世界中に繰り返し繰り返し流されたのは、パレスチナの人々が喜んでいる映像でした。そこには誰を悪者にしたいのか、というマスメディアの意図がみえます。
 しかし、情報とはすべて、演出され加工されて流されるものなのです。だからこそ、情報をいろんな視点から批判的に読み解く力を身につけていくことが必要なのです。」
(佐野葉子)
10月12日 異なる記憶ともう一つの選択
/ソン・ミョンス(NGO「日韓市民スクエア」共同代表)
 すっかりおなじみになった4名の韓国ゲストに、在日コリアン三世ソン・ミョンスさんが加わって講座が開かれた。過去の歴史やイラクへの派兵問題など、それぞれが取り組んでいるフィールドから、日本と韓国双方の未来について意見が交わされた中から、ここではソンさんのコメントを紹介する。
 「僕はいま、『アイデンティティーって何だろう』と考えています。例えば自分が口にする物を誰が作ってくれたのか想像力をふくらませることで、自分の枠を広げていきたいのです。
 僕はここで、在日コリアン、そしてアジア人という視点から、さまざまなことを考え、話していきたいと思っているのです」
(石井紀子)
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