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船内ニュース
10月4日 一触即発南アジア
 3回の全面戦争を通し、今もカシミール地方の領有権をめぐり対立が続くインドとパキスタン。そんな渦中のインド、パキスタン、カシミール出身の水先案内人五名によるセッションが行われた。それぞれの思いに会場中の人が耳を傾けた。
写真左端
サイアツド・ジャファ・アメッド(パキスタン出身、カラチ大学教授)
「インド、パキスタン両国の政治的意図と協力の無さから紛争が繰り返され多くの尊い人命が奪われてきました。また、具体的かつ前向きな解決案がなされないまま核開発競争にまで発展してしまいました。
 南アジアに紛争が無いよう、そして平和があるよう提案したいと思います。」

写真左から二番目
ラム・ラムダス(インド出身、元海軍大将)
「3回の全面戦争と1回の紛争合わせて3.5回の戦争があり、全ての戦争を見てきました。戦争が終わるごとに平和的合意に向け努力し達成はしてきているけれど、結ばれてきた協定内容が実行されるよう、間に入ってアドバイスしてくれる存在がありませんでした。
 唯一の解決方法はインド・パキスタン・中国、三ヶ国による平和的な対話だと思います。」

写真左から三番目
アルタフ・カン(カシミール出身、人権活動家・弁護士)
「幼少の頃から、両親、先生に『アナタはインド人ではない』と言われてきました。つまり、恣意的に引かれた国境線でカシミールがインド・パキスタン・中国に隔てられ、国籍も一方的に押しつけられたということなのです。
 多くの人が抑圧を受け苦しみ、インド軍により虐殺されるという事実を目の当たりにしてきました。カシミールの人々はインド・パキスタンどちらかに帰属するということではなく、完全な独立を望んでいるのです。」

写真右から二番目
ヴェド・バーシン(ジャーナリスト・『カシミールタイムズ』創設者)
「カシミール地方に住む人々が求めているのは、自由であり、独立するのか、インド・パキスタンに属するのか自決権を持ちたいということだけです。
 暴力では何も解決出来ません。対話によって平和的解決が出来るように皆さんにはもっと目を向けて圧力をかけて欲しいのです。」

写真右端
ラリータ・ラムダス(インド出身、平和活動家)
「私は夫とカシミールで出会い、娘はアメリカでパキスタン人と出会い結婚しました。しかし、この紛争の為に同じ国に住むことが出来ません。この時を境に私は女として、母として、祖母として、社会正義の為に平和活動家になりました。
 お互い手を繋ぎ将来に向けて協力していけばもう一つの世界は可能だと思います。」
(三浦久礼々)
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