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6月15日 ピースボートより愛を込めて/小林カツ代(料理研究家)
 「美味しいものをつくろうとおもうだけで上気する」と話す、料理研究家の小林カツ代さん。乗船2回目となる今回は、沖縄・那覇まで。たった1度の講座をぜひきこうと、会場となったブロードウェイラウンジは満員となった。料理の話から戦争につながる有事法制の話まで幅広い話題の中から、カツ代さんも大好きだという「おにぎり」について語ってくださったところを紹介する。
 「以前、少女たちの少年院にでかけていって話をしたことがあります。そのときに私はおにぎりの話をして、彼女たちと一緒につくってみました。料理をすると、手から『気』がでます。それから、塩を手のひらでのばすことで、おにぎりの表面はちょうどよい塩加減になります。そして36度くらいのぬくもりを持つ手で握ることで甘みが出るんですね。おにぎりをつくるということはまさに『手塩にかける』ということなのです。そして、この塩かげんが大事だから子育てにも使われ、「手塩にかける」というのです。
 そこの少女たちは、ほとんどがおにぎりをつくるのは初めてで、それぞれ少しずつ違ったおにぎりができました。けれど、誰もが塩の量はバッチリでした。おにぎりの出来具合がひとつひとつちがっている、それは当然のことです。しかし、塩かげんは私たちのDNAに組みこまれているのかも知れません。だから、どの人も料理が上手になれる可能性があるのです。」
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