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カタマランで「ペンギン島」へ
 南極からわずか1000キロという「極南」の地ウシュアイア。このツアーでは「カタマラン」という双胴船に乗り込んで、ビーグル水道を遊覧しながら、ペンギンのコロニーとなっている島へ向かった。片道ニ時間半の道中、行きはランチをはさんでゆったりくつろぎながら島へ。
 多くのアザラシがコロニーを作っている島「ロス・ロボス」。ここではオタリアとファーシールというニ種類のアザラシを見ることができた。
  ファーシールは突出した耳と、尖がった鼻を持っている。一方、オタリアは毛並みが良く、別名「シーライオン」とも言われるそうだ。アザラシは、一頭の強いオスが多くのメスを従えて「ハーレム」と呼ばれるコロニーを作る。そのため、オス同士の攻防戦がいたる所で繰り広げられ、オスは自分の強さを示すそうだ。この写真はオタリアのオスの攻防風景。どっちが強いのかな?
 午前中のハイライトを締めくくったのは、ウシュアイアで有名な建造物の一つ「エレクレール灯台」。このあたりの海面下には多くの島があり、この灯台がその目印となっている。そんな目には見えない島々を避けながら、カタマランはゆっくりペンギン島を目指した。
 港町ならではの、魚介類をふんだんに使ったランチをゆっくり味わった後、いよいよ「ペンギン島」に到着。どこを見ても、見渡す限り、島全体をペンギンが埋め尽くしていた。そんな光景を見たのは、誰もが初めて。島に着くなり、みんな興奮気味にカメラのシャッターを切っていた。
 残念ながら島に上陸することはできなかったが、ペンギンはこんな近くで見ることができる。私たちが見たのは「マゼランペンギン」と呼ばれる種類。その姿、仕草は本当に愛らしく、いつまで見ていても飽きない。しかし、楽しい時間に限ってあっという間に過ぎていくもの。ペンギンとの別れを惜しみつつ、船は帰路につくのだった。
(小林祥子)
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