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マサイマラ国立保護区でサファリリ
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日本のアフリカ動物ドキュメンタリー番組の多くが撮影されているという『マサイマラ国立保護区』でのサファリを楽しむこのコース。ケニアでもっとも多くの野生動物が生息していると言われるだけのことはあり、出会った動物は数限りなく、「餌付けしているの?」という声があがるほど。また、国立保護区内にあるマサイ族の住む村も訪問。衣食住すべて牛づくしのその生活に、カルチャーショックを受けた人も多かったという。
まずは、20人乗りの飛行機でモンバサ空港から2時間ほどのマサイマラ空港へ。途中、窓から雪をかぶったキリマンジャロの天辺が見える。しかし、着いたところは、数機の小型飛行機が止まっているだけのただの草原。これを空港と呼ぶべき?
真っ昼間では動物の活動が少ないという理由から、ゲームドライブ前に訪れたマサイ族の住む村。色とりどりの布「カンガ」を身にまとった女性たちが、並んで歓迎の歌で迎えてくれる。手招きされた参加者も、歌を教えてもらい共に歌う。歓迎の場に男性がいない理由は、「子どもは牛飼いに、若者はガイドなどで働きに、そしておじさんは家の中で涼んでいた…」から。ちなみに、訪問した村は7家族から成る村にも関わらず、家屋の数は20軒以上。数字が合わない理由は、一夫多妻制のためらしい。
ゲームドライブ中に見つけたブチハイエナは、首輪をしており、その姿は見慣れた日本の飼い犬のよう。学者さんがハイエナの生態を調べるためにつけているのだとか。
前々日からたびたび降る雨のため、ぬかるんだ道で、ゲームドライブ中の車が立ち往生。通りがかった車が助けるのは当然のこと。しかし、けん引用のロープを持って走り回っているのは実は女性ドライバー。助ける振りだけで、実は見ているだけの男性ドライバーたちに向かって叫んだ一言、「いつだって、いざというとき頼れるのは女性なのよ!」
一頭のライオンのすぐ側に、何やら鳥の塊が!ひょっとしてライオンの獲物の食べ残しを漁っているのか?と近寄ってみると、食べられているのもなんとライオン。よく見ると、側にいるもう一頭のライオンも傷だらけ。ガイドさんによると、「雌を争って2頭のライオンがケンカをし、負けたライオンが倒れて食べられている」のだとか。百獣の王と呼ばれるライオンも、死んで他の動物の糧となることに代わりなし。日本の動物園では決して見ることのない、厳しい自然の掟を目の当たりにする旅となった。
(寺田満実子)
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