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船内ニュース
1月7日 南アフリカで生きる女たち〜13歳のシングルマザー〜
/津山直子(JVC・日本国際ボランティアセンター、スタッフ)
 40年以上に渡る人種差別社会から、確実に変化をとげた今の南アフリカ。しかし今現在も、様々な問題を抱えている。これは、水先案内人の津山直子さんがNGO・JVC(日本国際ボランティアセンター)での活動を通じて出会い、感銘を受けた女性たちを紹介した最終講座だ。
 「13歳の時、レイプが原因で出産、そして母子共にエイズに感染した女性がいます。彼女は『これ以上この苦しみを味わう人を増やしたくない』と、エイズ患者の介護や、エイズの正しい知識を広く人々に知ってもらう活動をしています。国を変えてゆくのは政府だけではなく、一人一人の普通の市民が行動を起こし、その姿に感銘を受けて輪が広がってゆく、その積み重ねではないでしょうか。」
(藤森美里)
小林カツ代、命を語る/小林カツ代(料理研究家)
 料理の世界で活躍して約30年の小林カツ代さん。「仕事場」となるキッチンで、思わぬ「命」の豊かさや力に気づくことが多いという。ここでは、1枚の「キャベツの葉」から感じた、命の不思議や尊さについて語られたところを紹介する。
 「キャベツの葉の細い茎を水につけておいたら、根が生え、小さな芽が出てきて葉になったんですね。その葉は7枚にもなりました。そして、根は死んでしまいました。そこで『人間の親と同じだ。子(葉)を育て、死んでいく』と思ったんですね。どんな小さなキャベツの芯からも芽が生えてきます。キャベツに限らず、野菜は、切りとられても切りとられても『生』に向かっているんですね。そして、それを人が食べる。人がエンドレスに生きるために、野菜もエンドレスに生きてくれているのです。
 人間は『生きている』と思っていましたが、実は『生かされている』ということに気づきました。何故かというと、生まれる時に全く無防備なのは人間だけだから。他の生き物は、生まれたばかりの子供にも何かしら身を守る手段が備わっていますが、人間だけは、本当に無防備に生まれてきます。人間は、愛され守られないと生きていけません。人間が生きていると思っているのは、実は生かされているのです。だから殺し合いなどぜったいしてはならないと思います。」
(中村真美)
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