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船内ニュース
12月25日 急性ODA中毒/石川清(ジャーナリスト)
 「援助」と聞くと良いイメージを抱く人が多いが、その代表的な「援助」であるODA(政府開発援助)が今、非難の的になっている。アジア諸国をまわり取材を続ける石川清さんが、メコン川上流域のダム建設を例にあげて、アジアの大規模開発の光と影について語った。
 「ダムの建設は、計画の段階からその地域の人々のためだけのものではないのです。それなのに、ダム建設のために望まない立ち退きを強いられ、その補償も満足に受けられない。そんな人々が都市部や村に『スラム』をつくり、貧困が生まれています。また、その大規模な工事自体が自然破壊にもつながっているのです。『援助』としての大規模開発は、新たな問題を生み出す原因にもなっているのではないでしょうか」
(小林祥子)
引きこもり160万人〜その心のメカニズム〜/石川清(ジャーナリスト)
 水先案内人・石川清さんの、引きこもりについての講座第二回。今回もサダコラウンジに人が入りきれないほどの盛況ぶりで、質問も尽きることがなかった。
 「まずは、発生のメカニズムを知ることが大切です。生後間もなくから思春期にかけて受けた心の傷(トラウマ)がキーワードとなります。ひきこもる人は、母親と子ども間のアタッチメントほとんどなかったというケースが多い、というデータがあります。「心理的な孤児」となってしまうのです。そのように育った子どもは、親に受け入れられたいがために、周りの要求通りにしようとします。しかし表面的にも合わせていく気力がなくなったときに、突然ひきこもってしまうのです。日本人はまわりの目を気にしすぎるという傾向があるようです。もっと言いたいことを言って、やりたいことをやれるようになるといいでしょう。」
(平野弥生)
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