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船内ニュース
9月8日 サッカーは文化だ/桃井和馬(フォトジャーナリスト)
 サッカーはその土地・その国の威信をかけた『戦争』ともいえるもの──桃井和馬さんの最終講座である『サッカーは文化だ』はそのひとことからはじまった。6月に開催されたワールドカップで日本と対戦したチュニジア、ロシア、ベルギーを取材した桃井さんは、サッカーがどれほどスポーツという枠をこえ実社会を反映したものであるかを再認識したという。「サッカー」にまつわる風景とらえた、たくさんの魅力的なスライドをまじえ、サッカーの「もう一つの魅力」を語った。
 「例えばロシア。政策の一つとしてサッカーチームがつくられ、そのチームの試合を通して国民の不満を発散させようと考えました。しかしその政策は失敗しチームの人気は低迷、チーム入りを拒否した選手がシベリア送りになるなど、悲惨な結果に終わります。このように、サッカーはその国の生活や人間観、ときには政治とも関わりあっています。まさにその国の歴史の上に成り立っているものなんです。そのようないろいろな背景を考え、いろいろな観点からサッカーをみることができれば、サッカーというスポーツがもっともっとおもしろく感じられると思います」。
(小沼高之)
何だろう地雷教室
 一度埋めてしまったら、爆発しない限りなくならない−「悪魔の兵器」とも呼ばれる地雷の被害や地雷問題について広く知ってもらおうというプロジェクト「ピースボート地雷廃絶キャンペーン(P-MAC)」。
  いままでにも日本全国で「何だろう地雷教室」と題し、カンボジアやアフガニスタンの地雷状況や、地雷除去の取り組みなどを紹介してきた。そんな「出前教室」、今回の舞台は洋上・オリビア号。地雷の模型や映像などを使った、約一時間の授業のあとは「100円ではジュースも買えないけれど、地雷をなくすことはできます」と、地雷撤去募金へのご協力も呼びかけた。
 「地雷そのものはとても安価で、それ故に戦争や内戦でばらまかれることが多い。しかし、戦争が終わった後も、地雷はそのまま放置されているのです。雨で地肌が流れ、むき出しになった地雷が転がり落ちてくるというケースもあります。こうして、どこに地雷を埋めたのかも、どんどんわからなくなっていく。
  また、地雷は『人を殺さない』兵器といわれています。というのも、一つの地雷は大人の足を吹きとばすくらいの威力しかありません。地雷を踏んで大けがをし、苦しんでいるひとを目の当たりにすることで、相手の戦意を喪失させる目的もあるからです。
  こんな「地雷」がいま、世界中に約8,000万以上も埋まっています。この地雷すべてを除去するには、気の遠くなるような時間がかかります。しかし、ひとつひとつ除去していくしかないいま、必要なのはズバリ『お金』です。1平方メートルの土地から地雷をなくすためにかかるお金は100円程度です。P-MACでは、『地雷をなくそう100円キャンペーン』という地雷撤去募金活動もおこなっています。みなさんにも、この募金活動にご協力いただくことで、地雷問題の『傍観者』から『行動する側』になっていただければ、と思います」。
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