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「ジャピーノ」と出会う
 「ジャピーノ」とは、日本人とフィリピン人との間に生まれた「日比混血児」をさす言葉で、現地では一種の「差別語」でもあるという。
  これは、そんな「ジャピーノ」と呼ばれる子どもたち・その母親たちを支援するNGO「DAWN」を訪ねるというもの。子どもたちのミュージカルや母親の演劇を見た後は、母親たち手作りの夕食をいただき、とびきり人なつこい子どもたちとの大交流。フィリピンの人びとの、あったかい「ホスピタリティ」に触れたコースとなった。
 マニラ市内にあるNGO・DAWNの事務所で、子供たちが揃って出迎えてくれた。日本人の父親に「捨てられて」、フィリピンで母親とともに暮らす子供の数は年々増加する傾向にあるという。DAWNでは、そんな子供たちへの支援だけでなく、母親には裁縫など職業訓練プログラムをおこなっている。それとともに、彼女たちの精神的ダメージをわかちあい、前向きに生きていくための手段のひとつとしてカウンセリングも実施している。
 子供達とはまったくの初対面。タガログ語もわからないけれど、あっという間に仲良くなった。なかには「こんにちは。はじめましてー」なんて日本語で挨拶する人も。当然言葉は通じてないけれど、それでもこんなに楽しそう。
 DAWN代表のカルメリータ・ヌキさん、通称メルさんからから挨拶。「私たちは年に数回、子供たちと日本へ行き、そこでミュージカル公演をおこなうとともに、日本にいるはず子供たちの『お父さん』を探します。今のところ、だいたい一度に5人の子供がお父さんとの面会を果たしています。しかし、まだまだお父さんに会えない子供たちがたくさんいます。子供たちはみんな、「捨てられた」関係であっても、お父さんに会いたいのです。彼らには、日本のみなさんからの支援が必要です。ぜひ、日本政府にもなんらかの対策をとるよう訴えていただければと思っています」。メルさんはこのあと、インドのコーチンまで乗船され、船内でDAWNについてレクチャーなどをおこなう予定だ。
 最後に、この交流の参加者から子供たちへカードをプレゼント。カードには「サラマット」(タガログ語で「ありがとう」という意味)という言葉がたくさん並んでいた。
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