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11月2日森を守るなら森を使え〜環境の開発の狭間で〜
/福与孝良(日本ブラジルネットワークスタッフ)
アマゾンの木材企業で働いた経験をもち、現在はNGO日本ブラジルネットワーク(JBN)のスタッフとして活動する福与孝良さんは、「 2000万人の人々が暮らすアマゾンの抱える問題は、「貧困」と「環境」2つの側面から考えていく必要がある」といいます。今回の講座では、現地NGOが進める”ポエマ計画”の紹介を通じて、アマゾンの現状についてお話していただきました。
「熱帯雨林ではもともと、多様な植物が互いに補完しあって生態系が成り立っているため、一つの作物だけを大量に生産しようとしてもうまくいきません。
そこで『ポエマ計画』では、アマゾン先住民カヤポ族の伝統的な アマゾン農法を取り入れた『アグロフォレストリーシステム』を導入しています。
階層状に土地を利用し、第1層には豆類、第2層にはバナナ、第3層にはカカオやココナッツというように様々な植物を育てることで、順調な 生育が望める。同時に、一つの作物に頼らないことになるので、住民の収入安定につながります。
また、現場で原料作物に付加価値をつける小規模産業も試みています。その一つとして、自動車会社のダイム ラーベンツと提携し、ココヤシの殻を使った車のヘッドレストを作るプロジェクトがあります。
『ポエマ計画』で一番重要視していることは人材育成です。住民達が自分達で森林を管理する方法や、環境を守 りながらできる産業を模索しているのです。森林破壊が問題になるとすぐに森林保護を考えがちですが、森を上手に”使う”ことは森を”守る”ことにもつながるのです。」
(泉)
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